食材のあれこれ
【解決!】玉ねぎについて!栄養素から、調理方法、種類など玉ねぎについてのあれこれ!
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目次
- 玉ねぎとは?
- どうして涙が出るの?
- 玉ねぎの代表的な栄養価
- 硫化アリル
- ケルセチン
- カリウム
- 玉ねぎの主産地
- 玉ねぎの種類
- 黄玉ねぎ
- 白玉ねぎ
- 赤玉ねぎ
- ミニ玉ねぎ
- 新玉ねぎとは?
- まとめ
玉ねぎとは?
中央アジアが原産と言われている玉ねぎ。
通常の玉ねぎは全国的に栽培され、保存性も高いことから、通年美味しい状態で手に入ります。一般的に食べている部分は根ではなく、葉の根元に養分を蓄えた鱗茎(りんけい)とよ
ばれている部分になります。
どうして涙が出るの?
誰もが一度は、玉ねぎに泣かされた経験があるのではないでしょうか?あの涙の原因は、ズバリ玉ねぎ特有のにおいの正体である「硫化アリル」という物質が関係しているそうです。玉ねぎを包丁で切った際に細胞が壊れることで、揮発性の高い硫化アリルが空気中へ放
出されます。その硫化アリルが目や鼻に入ることで、涙が出てしまっていたんですね。
ちなみに涙を流さずに、玉ねぎを切るにはこんな方法が…
・水にさらしながら切る
・玉ねぎを冷蔵庫で冷やしてから切る
・電子レンジで加熱してから切る
・よく切れる包丁を使う
・換気扇の下で切る
意外と簡単なことで防げるんですね!ぜひお試しください!
玉ねぎの代表的な栄養価
血液をサラサラに!で有名な玉ねぎ。ビタミン・ミネラルやたんぱく質などの一般的な栄養成分はほとんど含まれていません。しかし玉ねぎならではの、うれしい栄養が豊富に含まれているようです!
硫化アリル
玉ねぎ特有の辛みと香り、そして涙を出させる原因の成分になります。消化液の分泌促進、新陳代謝アップ、血液をサラサラにする働きがあるとされていることから、高血圧・糖尿病などに効果があると言われています。さらにビタミンB1の吸収・保持をよくしてくれることから、疲労回復・食欲不振に効果があるともされているんです!
ケルセチン
ポリフェノールの一種であり、玉ねぎの皮付近に多く含まれている色素成分。抗酸化作用があり、紫外線から肌を守り、シミ・しわを防いでくれるとされる、まさに女性にうれしい美容成分です!
カリウム
体内の塩分を排泄する働きがあるため、高血圧に効果があるとされています。
玉ねぎならではの栄養が豊富!
玉ねぎの主産地
1位:北海道
2位:兵庫
3位:佐賀県
農林水産省「平成28年産野菜生産出荷統計」より
玉ねぎのシェアトップは北海道で、全国の6割以上を生産しています!北海道・兵庫・佐賀と上位のそれぞれの地方で栽培時期をずらし、1年を通して美味しい玉ねぎが流通する仕組みとなっているそうです。
私たちの食卓に欠かせない、身近な野菜の秘密はここからきているんですね!
玉ねぎの種類
大きく「辛たまねぎ」「甘たまねぎ」に分けられる玉ねぎ。
どんな種類の玉ねぎがあるのか、こちらでいくつか紹介いたします。
黄玉ねぎ
もっとも多く出回っている薄茶色の皮の辛たまねぎ。収穫後に表皮を乾燥させてから出荷されます。じっくり加熱をすることで辛み成分が甘みに変化するため、煮込み料理等で独特の旨味を出してくれます!
白玉ねぎ
外側の薄皮も白っぽい、扁平な形をした早生種の玉ねぎ。水分が多くて甘みがあり柔らかいため、サラダなどの生食に適しています。
赤玉ねぎ
別名「紫たまねぎ」 アントシアニン色素により、表皮が赤紫色をしているのが特徴。香りが辛みが少なく、色味も鮮やかなためサラダにオススメ!
ミニ玉ねぎ
一般的な玉ねぎに比べて小さい品種(ペコロス 直径4cm程)
新玉ねぎとは?
3~4月に出回る、収穫後すぐに出荷される玉ねぎの総称です。水分が多くて甘みがあり・柔らかいのが特徴。
まとめ
玉ねぎのあれこれ、いかがだったでしょうか。
切り方次第で、メイン食材にも隠し味にもなるオールマイティな玉ねぎは、和・洋・中いろんな料理で活躍をしてくれる、私たちの食生活に欠かせない野菜ですね。
たくさんの人を泣かせてきた罪な野菜ですが、玉ねぎ特有の栄養素はとても魅力的!!通年美味しく手に入れることができるので、ぜひ積極的にレシピに取り入れていきたいですね。
参考サイト
農林水産省 / 旬の食材百科FoodsLink / 野菜情報サイト野菜ナビ